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2026年のGoogle Maps API料金とライセンス:SKUごとの1,000リクエスト単価
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2026年のGoogle Maps API料金とライセンス:SKUごとの1,000リクエスト単価

2026年のGoogle Maps API料金:200ドルのクレジットに代わるSKUごとの無料枠、Maps、Geocoding、Places、Routesの1,000リクエストあたりの費用と試算例。

Brent van der Heiden最終更新 15 min read
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成長中のアプリの多くが、同じ場面に出くわします。Google Maps Platformの請求書が届き、金額が予算を超えています。15秒で離脱する訪問者による地図の読み込み、住所入力欄ごとのオートコンプリートのリクエスト、検索のたびに発生する場所の照会。どれもが独自のSKU、独自の無料枠、1,000回あたりの独自の料金を持っています。

このガイドでは、2026年のGoogle Maps Platformの料金の仕組みを説明し、Googleが公開している定価で典型的なアプリの費用を3つの利用規模で試算し直したうえで、同じ負荷でのMapAtlasの料金と並べます。以下の料金はすべてGoogle Maps Platformの料金ページから取得し、2026年9月26日に確認したものです。

Google Maps Platformの料金の仕組み

Google Maps PlatformはAPI製品ごと、呼び出しごとに課金します。単一の「Google Maps API」は存在しません。15を超える製品があり、それぞれ1つ以上のSKUで課金されます。多くのアプリが使う製品は3つのグループに分かれます。

地図の製品

  • Maps JavaScript API:インタラクティブなWeb地図です。ページが地図を初期化するたびに発生するDynamic Mapsの読み込みごとに課金されます。
  • Static Maps API:操作できない地図画像です。画像のリクエストごとに課金されます。
  • Street View Static API:静的なストリートビュー画像で、独自のSKUで課金されます。
  • Maps Embed API:JavaScriptでカスタマイズしない標準的な埋め込みなら無料で無制限です。

ルートの製品

  • Routes API(Compute Routes)とレガシーのDirections API:地点間のルートです。リクエストごとに課金され、交通状況を考慮したルート検索などの機能には上位のSKUが適用されます。
  • Route MatrixとレガシーのDistance Matrix API:複数の出発地から複数の目的地までの所要時間です。要素ごとに課金され、出発地と目的地の1組が1要素です。
  • Roads API:道路へのスナップと制限速度のデータで、別途課金されます。

Placesの製品

  • Geocoding API:住所を座標に、座標を住所に変換します。リクエストごとに課金されます。
  • Places Text SearchとNearby Search:場所の検索です。料金はリクエストするフィールドによって変わります。
  • Place Details:1つの場所の詳細情報で、こちらもフィールドの階層(Essentials、Pro、Enterprise)で料金が決まります。
  • Place Autocomplete:入力中に表示する候補です。リクエストごとに課金され、セッションのルールは後述します。
  • Geolocation API:基地局とWi-Fiによる端末の位置情報で、別途課金されます。

2025年3月からの無料枠

以前は、各請求先アカウントに毎月200ドルのクレジットが付いていました。2025年3月1日、GoogleはこのクレジットをSKUごとの月間無料枠に置き換えました。Dynamic Maps、Geocoding、Autocomplete RequestsなどのEssentials SKUには、毎月10,000件の無料の課金対象イベントが含まれます。Pro SKUは5,000件、Enterprise SKUは1,000件です。Maps Embed APIなど一部のSKUは無制限です。

同じ変更で、自動の数量割引も拡大されました。月間イベント数が100,000件、500,000件、1,000,000件、5,000,000件を超えると単価が下がり、1つの請求先アカウントに属するすべてのプロジェクトが合算されます。エンタープライズ契約は必要ありません。

SKU月間無料枠0〜10万件10万〜50万件50万〜100万件100万〜500万件
Dynamic Maps10,0007.00ドル5.60ドル4.20ドル2.10ドル
Geocoding10,0005.00ドル4.00ドル3.00ドル1.50ドル
Autocomplete Requests10,0002.83ドル2.27ドル1.70ドル0.85ドル
Place Details Essentials10,0005.00ドル4.00ドル3.00ドル1.50ドル
Place Details Pro5,00017.00ドル13.60ドル10.20ドル5.10ドル
Compute Routes Essentials10,0005.00ドル4.00ドル3.00ドル1.50ドル

料金は課金対象イベント1,000件あたりの米ドルです。

3つの利用規模での実際の費用試算

想定するのは、インタラクティブな地図、オートコンプリート付きの住所検索欄、場所の詳細、ルート計算を備えたローカル検索アプリです。このモデルでは、Googleの課金方法どおり、まず無料枠を差し引き、その後に数量段階を適用します。

アクティブユーザー1人あたりの月間の前提:

  • 地図の読み込み: ユーザー1人につきDynamic Mapsの読み込み1回。
  • ジオコーディング: 入力による検索のため、ユーザー1人につき0.1リクエスト。
  • オートコンプリート: ユーザー1人につき3セッション。各セッションで結果を選ぶまでに4リクエストを送り、その後住所のためにPlace Details Essentialsを1回呼び出します。
  • 場所の詳細: 店舗の詳細ページ用に、ユーザー1人につきPlace Details Proを0.5回。
  • ルート: ユーザー1人につきCompute Routes Essentialsのリクエスト0.2回。

月間ユーザー10,000人

SKU量月額費用
Dynamic Maps10,000回の読み込み0.00ドル
Geocoding1,000リクエスト0.00ドル
Autocomplete Requests120,000リクエスト300.10ドル
Place Details Essentials30,000リクエスト100.00ドル
Place Details Pro5,000リクエスト0.00ドル
Compute Routes Essentials2,000リクエスト0.00ドル
合計400.10ドル

この規模では、ほとんどのSKUが無料枠に収まります。例外はオートコンプリートで、キー入力ごとのリクエストがすべて数えられるためです。

月間ユーザー100,000人

SKU量月額費用
Dynamic Maps100,000回の読み込み630.00ドル
Geocoding10,000リクエスト0.00ドル
Autocomplete Requests1,200,000リクエスト2,182.70ドル
Place Details Essentials300,000リクエスト1,250.00ドル
Place Details Pro50,000リクエスト765.00ドル
Compute Routes Essentials20,000リクエスト50.00ドル
合計4,877.70ドル

月間ユーザー1,000,000人

SKU量月額費用
Dynamic Maps1,000,000回の読み込み4,970.00ドル
Geocoding100,000リクエスト450.00ドル
Autocomplete Requests12,000,000リクエスト6,882.70ドル
Place Details Essentials3,000,000リクエスト6,550.00ドル
Place Details Pro500,000リクエスト7,055.00ドル
Compute Routes Essentials200,000リクエスト850.00ドル
合計26,757.70ドル

これは上記の利用構成に対する定価です。実際の請求額は、オートコンプリートのセッションあたりのリクエスト数、リクエストするフィールド、Googleと結ぶ契約によって変わります。予算を確定する前に、自分のトラフィックで計算し直してください。

多くの開発者が見落とす費用の要因

オートコンプリートのリクエスト

オートコンプリートは、請求額が想定を超える最も一般的な原因です。Places API(New)のセッション料金によると、Place Details Essentialsの呼び出しで終わるセッションでは、最初の12件のオートコンプリートのリクエストがAutocomplete Requestsの料金で課金され、さらにPlace Detailsの呼び出しが課金されます。Place DetailsのProまたはEnterpriseの呼び出しで終わるセッションでは、オートコンプリートのリクエストは課金されず、詳細の呼び出しだけが課金されます。ユーザーが途中でやめたセッションでは、すべてのリクエストが課金されます。入力欄にデバウンスを入れ、必ずセッショントークンを送ってください。

Place DetailsとText Searchのフィールド階層

Placesの料金は、リクエストするフィールドで決まります。同じPlace Detailsの呼び出しでも、最初の段階ではEssentialsが1,000件あたり5.00ドル、Proが17.00ドルです。表示名のようなProのフィールドを1つでも要求すると、呼び出し全体がProの料金になります。必要な情報が得られる最小のフィールドマスクを指定してください。

距離行列の増え方

Route MatrixとレガシーのDistance Matrix APIは要素ごとに課金され、要素とは出発地と目的地の1組です。出発地5か所と目的地5か所のリクエストは25要素になります。配送計画や「最寄りの店舗」のような機能は、少ない操作から大量の要素を生むことがあります。

帰属表示と利用規約

Google Maps Platformは、表示する地図にGoogleの帰属表示を求めています。また規約では、コンテンツのキャッシュや競合製品の構築への利用が制限されています。結果を保存する予定があるなら、先にGoogle Maps Platformの規約を読んでください。

同じ負荷でのMapAtlasの料金

MapAtlasの課金項目は、Googleより少なくなっています。料金ページに各段階が掲載されており、そこの計算ツールも同じ数値を使っています。上の想定に対応するMapAtlasのサービスは、地図の読み込み、検索セッション(オートコンプリートのセッション1回につき1件)、ジオコーディング、ナビゲーションです。Place Details Proに直接対応するものはないため、条件をそろえるために下のGoogleの列からは除いています。

月間ユーザー数Google Maps Platform、同じ構成(USD)MapAtlas(EUR)
10,000400.10ドル46.00ユーロ
100,0004,112.70ドル908.00ユーロ
1,000,00019,702.70ドル7,563.04ユーロ

MapAtlasの料金はユーロ、Googleの料金は米ドルなので、比較する前に現在のレートで換算してください。差は料金表の3つの部分から生まれます。

  1. 検索のセッション課金。 MapAtlasはキー入力の回数にかかわらず、オートコンプリートの1セッションを1回だけ課金します。Googleの請求で大部分を占めるリクエスト単位の項目はありません。
  2. より大きな無料枠。 毎月、ジオコーディング25,000リクエスト、検索10,000セッション、地図の読み込み10,000回、ナビゲーション100,000リクエストが無料です。
  3. 地図の読み込みの単価が低いこと。 地図の読み込みのどの段階も、対応するDynamic Mapsの段階より安く設定されています。

GDPRとコンプライアンスのコスト

EUでは、1回あたりの料金は費用の一部にすぎません。Google LLCは米国企業なので、送信するデータの評価にはCLOUD Actなどの米国法も関わってきます。業種によっては、データ保護影響評価、法務レビューの時間、規制業種ではアーキテクチャの変更が必要になることもあります。

詳しくはEUの開発者向けGDPRガイドで説明しています。MapAtlasは初期設定でリクエストをEU内で処理します。開発者がMapAtlasを選ぶ理由のページでは、同じ内容を製品の観点から説明しています。

移行する価値はあるか

まず自分のトラフィックで計算してください。Google Cloudコンソールから1か月分のSKUごとの使用量をエクスポートし、上の段階を当てはめ、その結果をMapAtlasの料金計算ツールと比べます。

インタラクティブな地図、ジオコーディング、住所のオートコンプリート、ルーティングはMapAtlasで利用できます。Street Viewと、Google Placesの独自コンテンツの一部は利用できません。移行を計画する前に、地図の可視化、ジオコーディング、ルーティングの機能ページと自分の機能一覧を照らし合わせてください。

料金以外の観点については、Google Maps APIからの移行とEUの開発者向け地図APIの選択肢を読んでください。

自分のデータでAPIを試すには、無料アカウントを作成してください。無料プランにクレジットカードは不要です。

よくある質問

2026年もGoogle Mapsの毎月200ドルの無料クレジットはありますか?

ありません。2025年3月1日、Googleは毎月200ドルのクレジットをSKUごとの月間無料枠に置き換えました。Dynamic MapsやGeocodingなどのEssentials SKUは課金対象イベント10,000件、Pro SKUは5,000件、Enterprise SKUは1,000件です。Maps Embed APIなど一部のSKUは引き続き無制限です。予算を立てる前にGoogle Maps Platformの料金ページを確認してください。

Google Maps APIで最も高い製品はどれですか?

1回あたりでは、PlacesのProとEnterpriseのSKUが最も高額です。最初の数量段階で、Text Search Proは1,000リクエストあたり32ドル、Place Details Proは1,000件あたり17ドルです。総支出では、コンシューマー向けアプリの場合はDynamic MapsとPlaces Autocompleteが大部分を占めることが多く、ページ表示や入力セッションのたびに発生するためです。

Google MapsからMapAtlasへの移行はどのくらい大変ですか?

Google固有の機能をどれだけ使っているかで変わります。地図の表示、ジオコーディング、オートコンプリート、ルーティングを置き換える場合は、API呼び出しとキーを更新し、各フローをテストする必要があります。Street ViewのようにMapAtlasが提供していない機能は、別途判断が必要です。作業を計画する前に、機能ページと料金計算ツールで自分の利用状況を確認してください。

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著者について

Brent van der Heiden

著者

Brent van der Heiden

Co-Founder & CEO at MapAtlas

Brent built MapAtlas out of a conviction that developers deserve location APIs with fair pricing and genuine end-user privacy. Before that he co-founded MapMetrics, a community mapping and navigation app. He writes about geospatial infrastructure, map data, AI search visibility, and how location data powers the products people rely on every day.

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